ジャパンプレミアに行ってきました。
私史上、もっともトム・クルーズに近づいたひとときでした。とはいっても、顔がわかるかわからないかくらいの遠い席だったので、脳内のトム・クルーズを補完しながら見ていた。でも、離れていてもスターのオーラみたいなのがひしひしと感じられました。背の低さは関係ない!
簡単なインタビューがあって、アクションシーンをスタントに頼まず自分でやることで有名なトムは車を八台壊したらしい。ゆっくりゆっくり、単語で区切りながら、わかりやすいように話してくれたので、通訳無しでも聞き取れた。戸田奈津子さんが隣りにいらっしゃいましたが。
帰り際に、舞台の袖でもう一度手を振ってくれるあたりも、スターだった。きらきらしていた。年齢も関係ないです。
以下、映画の感想。ネタバレです。
何部作かになるらしいですが、序章も序章というか、主人公ジャック・リーチャーのキャラがよくわからないまま終わってしまった。感情の起伏が乏しく、声の抑揚もない。画面が暗いシーンが多く、夜の闇に隠れているようだった。
ただ、個性を出さない、キャラをぼんやりさせているのも意図的なのかもしれない。法が関係ないようなことを言っていたので。バットマン風だと思っておけばいいのか。
キャッチコピーが“その男、行き着く先に事件あり。”だったけれど、実際は逆でした。事件が起こったところにどこからかふらっと現れてた。
ストーリー自体は面白かった。アクションはあるけれど、推理と謎解きものです。少しわかりにくかったけど、今回の件は一段落なのかな。あまり気持ちのいい一件落着ではなかったけど。
最初のしばらくセリフがないシーンも良かった。
あと、ファイトシーンとカーチェイスでほとんどCGを使っていないそうです。その、トムが八回車をパーにしたところですね。カーチェイスシーンにもセリフが一切なく、ふかすエンジン音のみで緊迫感と臨場感があったけど、いかんせん暗かった。映画館じゃないところで観ていたせいもあるんでしょうか?
本当にかなり地味なため、トム・クルーズでなくてもよかったのでは?と思ってしまう役だったけど、身体能力とか考えるとトムしかないのだろうか。あと、やっぱり派手さはなくても、職人技というか、アクションうまさはわかった。シリーズ化したときに化けてくれたら…。この段階で評価をくだすのは危険。
ジャパンプレミアにはヒロインを演じたロザムンド・パイクも来ていたんですが、ヒロインらしくないというか、特にラブロマンスらしきものは無かった。この辺も続編で観たい。
ただ、あとから出た話だと、続編は日本と韓国と中国での興行成績次第らしいですね。がんばってほしい(けど地味)。
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