『ターザン REBORN』
Posted by asuka at 11:28 AM
一応『ターザン』の続編にあたるのだと思う。
いつ以来の続編なのだろうと思ったら、2013年にアニメで作られていたようです。一番最初の映画が1918年でその後、映画やテレビシリーズなど含め、50作品くらい作られているのに驚いた。有名なキャラクターではあるけれど、そんなことになっているとは。
ターザン役にアレクサンダー・スカルスガルド。ジェーン役にマーゴット・ロビー。
サミュエル・L・ジャクソン、クリストフ・ヴァルツも出ています。
監督は私的にはジョン・シム出演のドラマ『ステート・オブ・プレイ』『セックス・トラフィック』のシリーズディレクターであり、世間的にはハリーポッターシリーズの監督で有名なデヴィッド・イェーツ。
以下、ネタバレです。
本作が原作や他の作品を基にしているのかどうかはわからないけれど、ターザンは本名のグレイストーク卿ジョン・クレイトンという名前で、英国貴族として、イギリスで政治にも関わっているようだった。そこは独自性があっておもしろかったんですが、ジャングルへ行ってからはなんとなくどこかで観たような、ありきたりなストーリーになっていたのが残念。
無理を言ってついてきたヒロインが、悪者にさらわれる。ターザンは助けるために奮闘し、悪者を倒し助け出してヒロインにキスをする。
ヒロインの美貌に悪者があわよくばと近づいていくのもよくある要素だ。
もう、最初にヒロインが無理を言ってターザンについてきた時点で、絶対に足をひっぱることになるんだろうなと思った。そして、やっぱりさらわれてイライラしてしまった。
最初、サミュエル・L・ジャクソンが悪者かと思ったけれど、すごくいい奴でした。ターザンと一緒にジャングルを駆け抜けて一緒に戦う。けれど、ターザンのような能力はないので、いちいち驚いたり苦労したりする、観客目線のキャラクター。
どちらかというと、こちらがヒロインっぽくもあった。
ターザンと言えば、植物の蔦を使って木から木へ飛び移るアクションが有名だ。その時に、背中に女性がしがみついている画像もよく見かけるが、あれをサミュエル・L・ジャクソンでやる。
そう考えると、ヒロインは二人もいらないのではないかと思えてくる。捕まった女性を助けるために奮闘するわけではなく、ただ単に悪者を倒すためで良かったのではないか。
でも、ヒロインはジェーンなんですよね。それは、ターザンをやる以上、出さないと仕方ないのだろう。
もういっそ、ターザンじゃなくて、動物を自由自在にあやつれるヒーロー物にすれば良かったのではないか。
その場その場に適した仲間(動物)を使って、危機を乗り越えるくらいの奇想天外なものが観たかった。
最後も船の爆発からどうやって逃げたのかわからない。いつの間にかヒロインの後ろに立っていて、それでめでたしめでたしと言われても雑すぎる。
ワニか水牛の助けで、どちらかの背中に乗って帰ってくるくらいのことはしてほしい。動物との絆が中途半端だった。意思疎通ができているのかいないのか。
ターザンであるがゆえに、過去のおさらいというか、回想シーンがちょこちょこ挿入される。それも、中途半端な場面で入るので、その都度、話の流れが止まってしまうように感じた。
もっと上手い方法はなかったのだろうか。
結局、事態が解決してもイギリスには帰らないようだった。
ジェーンがコンゴで子供を産んでいて、このラストにするならば、無理矢理でもついてこなきゃいけなかったのだろう。
そもそも、なんでイギリスに帰って貴族の生活をしていたのだろう。ターザンという名前で呼ばれるのも嫌がっているようだったし、最初はコンゴに行くことすらしぶっていた。行ってみたら、やはりここが俺の居場所と再確認したのだろうか。
ターザン役のアレクサンダー・スカルスガルドは途中で上半身の衣類を脱ぐのだが、その筋肉に驚いた。『メイジーの瞳』のときには優男風の印象だったし、ドラマ『トゥルー・ブラッド』での裸を見てもこんな筋肉ではなかった。この映画のために体を作ったのだろうと思う。
前半で、英国貴族のすました服装でお紅茶飲んでたけれど、そのブラウスのしたにあんな肉体が隠れていたのだと思うと興味深い。
calendar
ver0.2 by バッド
about
- asuka
- 映画中心に感想。Twitterで書いたことのまとめです。 旧作についてはネタバレ考慮していませんのでお気をつけ下さい。
Popular posts
-
フランスCanal+、イギリスSkyの共同制作のドラマ。トンネルってタイトルはドーバー海峡のトンネルのことだった。もともとはデンマークとスウェーデンの共同制作で『The Bridge』というドラマだったらしい。 見たのは2013年のシリーズ1(全10話)。来年シーズン3が放映され...
-
ほぼ半月あけて後編が公開。(前編の感想は こちら ) 以下、ネタバレです。 流れ自体は前編と同じ。ジョーがこれまであったことを話し、それに対して、セリグマン(今回はちゃんと名前が出てきた。ステラン・スカルガルドが演じている男性)が素っ頓狂なあいづちをうつ、と...
-
2007年公開。このところ、ダニー・ ボイル監督作品を連続で観てますが、 こんなSFを撮っているとは知らなかった。しかも、 主演がキリアン・マーフィー。でも、考えてみればキリアンは『 28日後…』でも主演だった。 映像面でのこだわりは相変わらず感じられました。 宇宙船のシールド...
-
原題『Birdsong』。Wikipediaにはカタカナのバードソングで項目が作られているので、『愛の記憶はさえずりとともに』というのは、WOWOWが独自で付けた邦題なのかもしれない。 エディ・レッドメイン主演で約90分、前後編の二回のBBCドラマ。 もっと昔なのかと思っ...
-
2007年公開。サム・ライミ版。1から3まで観ていません。いきなり3から観るのはどうかと思ったけれど、やっぱりわからない部分がいくつかあったのでまたちゃんと観たいです。 以下、内容に触れます。 ジェームズ・フランコと戦ってるけどなんで戦っているのかわからなかった。少し...
-
『九十九』がアカデミー賞短編アニメーション部門にノミネートされたのも記憶に新しい森田修平監督作品の一気見に監督のトークショーが付き、更にこの7月からの新アニメ『東京喰種』の一話の放送まであるイベントに行ってきました。 いままで森田監督作品は『FREEDOM』しか観ていなかったので...
-
2002年にBBCで放送された二時間弱のドラマ。ジョン・シムとの共演も多いマーク・ウォーレンがゲイ役だということで観ました。字幕が無い中で観たので完全には理解しきれていません。 主人公ティムが恋するのが教授だったので、学校内でのいざこざなのかと思ったら、早々に学校外の話にな...
-
2013年に公開されて(アメリカでは2012年)思わぬ大ヒットをした『テッド』の続編。前作のときに、テディベアが動いて喋るというのは可愛いけれど、かなりブラックだし、マニアックな小ネタが満載で、なぜこれが大ヒットしたのだろうと思った。 前作は昔のアメリカのテレビ番組のネタが多く、...
-
マーベル・シネマティック・ユニバースの10作目ではあるけれど、この前公開された『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』のように、直接アベンジャーズ等の続きではないです。原作ではこことここが繋がっていて…というのはもちろんあると思いますが、原作を知らないのでわかりません。...
-
2000年公開。曲や映像づくりなど、とてもダニー・ ボイルらしい映画だった。 幻のビーチに辿り着くまでの話なのかと思っていたけれど、 かなり序盤でビーチには辿り着いてしまう。 そこから物語が展開していくということは、 ビーチがただの天国ではなかったということ。 一人旅の若者が...
Powered by Blogger.
Powered by WordPress
©
Holy cow! - Designed by Matt, Blogger templates by Blog and Web.
Powered by Blogger.
Powered by Blogger.
0 comments: