『まほろ駅前多田便利軒』


連続ドラマ化に先駆けてのテレビ放映。瑛太、松田龍平主演。豊田監督の映画でもよく共演していた二人ですね。『ナインソウルズ』の金子兄弟最高。

短編をいくつか集めたオムニバスでした。これが原作通りなのかもしれないけど、全体で一つの話をやってくれたほうが良かった。あまり起伏がなくて、盛り上がるかなと思われたところで静かに終わっていく。でも、もしかしたらあまり盛り上がらないゆるさが売りなのかもしれない。それでも、短編なのにだらだら長く感じさせるのは問題だと思う。キャラクターが魅力的なだけに残念です。一時間弱くらいがちょうど良さそうなので、テレビドラマには向いてそう。

途中でドラマ版のCMが入ったけれど、新井くんが出たり、映画に続いて高良くんが出たりするみたいなので楽しみ。キャッチコピーの"最弱のふたりが帰ってきた!"というのは、映画の『最強のふたり』とかけてるのかな。

クライマックスに瑛太の長セリフ長回しがあったけど、表情とかはうまいにしても、いくらなんでも言葉で全部説明しすぎ。小説が原作だとこうなってしまうのも仕方ないのか。

「♪あなたが噛んだ〜小指が痛い〜」「噛んでないっ!」のくだりなど、友情というよりはもう少しこえたブロマンス的な表現が多かったが、大森立嗣監督だったので納得した。『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』も中盤やラストはケンタとジュンの国だったもんな。
あと、大森南朋と麿赤兒が出演しているのもなるほど。

0 comments:

Post a Comment