ロマン・ポランスキー監督作品。マンションの一室でのワンシチュエーションコメディ。
出演は、ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーと全員アカデミー賞ノミネートや受賞経験のある実力派。本編に出てくるのはこの四人のみ。シンプルな作りだからこそ、役者さんたちの演技が重要になってくると思うが、さすがに全員うまかった。特にクリストフ・ヴァルツが良かった。私はどうも、
要は口喧嘩なんですが、状況がいっこうに良い方向へ進まない不毛な話し合いは、傍から見ていると奇妙でおかしい。またテンポのよい会話の掛け合いの中で、四人の力関係が微妙に変化していくのもおもしろい。
場所は部屋の中から移動しないけれど、カメラワークが凝っていた。大きい鏡を映して奥行きを持たせるとか、夫婦が
たぶん、気づかないような細かい部分にもこだわりがあって、どれも完璧だったのだろうと思う。エンドロールでの、まあそうだよねというオチのつけかたも良かった。観終わったときに、
0 comments: