『ショーン・オブ・ザ・デッド』


『宇宙人ポール』を観て、いよいよサイモン・ペグ&ニック・フロストコンビが気になってきたので。今回もゾンビ映画パロディ満載だったらしいけど、それほど観たことがないのでわからなくて残念。

序盤、道を歩いていてゾンビにまったく気づかないシーンとか、ふらふら歩くゾンビに向かって「酔ってるんだろ?」と話しかけるシーンとかは、おそらく実際に町にゾンビが現われたらこうゆう風になるだろうなあという変なリアリティがあった。と同時に、状況がなかなか飲み込めないショーンたちの様子は、観ている私たち側がひやひやしてしまう。怖いというよりは、展開がコントのようでおかしかった。

身内や友達、恋人がゾンビ化して、苦渋の決断のすえ、それを殺さなくてはならないというのはゾンビ映画の典型的な展開だと思う。この映画にもそんなお約束の切なさはある。人体破損もあるしグロテスクなシーンもあるにはあるのですが、それよりは小ネタや茶化しが多く、サブカル色が強いと思った。
音楽の使い方もいちいちオシャレだった。劇中音楽にクイーンを使うゾンビ映画は他にないでしょう。

そして、ラストは最高のハッピーエンド! いい映画でした。やっぱりペグ&フロストいいなあ。


BDの特典映像がいやに充実してた。合成はすごく原始的なクロマキーだったみたい。
エドガー・ライト監督とサイモン・ペグが、プロットが書いてあるフリップをめくりながら作品の裏話を交えつつおさらいするのも面白かった。ペグ&フロストだけではなく、エドガー・ライトとも仲良しっぽかった。
映画本編に入りきらなかった、“その時何が?”を漫画で説明してくれているのも良かった。
NG集も出演者がみんな仲良さそうで和みました。

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