『Black & White/ブラック&ホワイト』


リース・ウィザースプーン演じるOLを取り合うCIAコンビ(クリス・パイン&トム・ハーディ)の話。思っていたよりも、ラブコメ度・高/アクション度・低。テンポがよくて、さらっと軽くて、最後まで飽きることなく笑いながら観ることができた。

CIA二人組みの片方がプレイボーイで片方が真面目で一途で…というような説明を読んだときに、トムハがプレイボーイのほうだと思ったら違って驚いた。でも、両方とも観ているうちに違和感なくなりました。真摯な態度をとってるのに色気が出てしまうトムハが良かった。あと、わかりやすいコメディに出ているトムハを見るのが初めてだったので、新鮮でした。ギャグシーンなのにびしっとサムズアップを決めるところがとても好きだった。

でも、せっかくCIAなのに、銃を使うシーンが少なかったのも残念。序盤のアクションシーンが恰好良かったのでもっと観たかった。そこと、ラストのちょ こっとしかアクションらしいアクションが出てこない。せっかくいいコンビ風だったのに、二人の掛け合いがもう少し観たかった。

以下、結末について触れています。




これはこれでいいとは思うんで、この先は個人的な要望なんですが、リース・ウィザースプーンがどちらかを選ぶラストはやめてほしかった。女の人を取り合ってすったもんだするも、ラストにはその女の人は別の人とくっつくとか、何かしら理由をつけて、二人ともを振ってほしかった。すっかりCIAコンビを主役として観ていたんですが、ラストであくまでもリースが主役というのを思い知らされた。

どちらも選べなくて、三人でわいわいした感じのラストならば、続編に繋げることもできたと思うんですよ。でも、話が丸くおさまりすぎたし、双方の落とし具合からいっても、この二人を前面に出した話を作るつもりもないんでしょう。

同じ題材を使っても、こうなったらいいのにと私が考えてたものと、マックG監督の撮りたいものは違ってた。その辺、この前観た『シャーロック・ホームズ シャドウ・ゲーム』は見事に合致したんですよね…。


(追記)
でも、どうやらUS版のBDには別エンディングが収録されているらしい。友情EDとか男EDなどと呼ばれているみたいですが、これは…。日本版にも入るといいなあ。

(追記の追記)
日本版にも収録されるらしい! 期待。

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