『ダンケルク』(IMAXレーザー)



IMAXレーザーというと109シネマズ大阪エキスポシティのものが有名ですが、このたび109シネマズ川崎と名古屋にも導入された。そのプレオープンで『ダンケルク』の上映があったので行ってきました。
ただし、大阪のレーザーはGTテクノロジー(旧次世代レーザー)という名称で、スクリーンの大きさがここだけ。川崎と名古屋はスクリーンサイズについては同じである。
なので、普通のIMAXと見比べてみないとなんとも言えない。特に音については感覚でしかないのでわかりにくいけれど、最初の兵隊たちが後ろから撃たれるシーンの銃声から迫力があった。桟橋に爆弾が落とされるシーンも内臓に響きました。ただ、普通のIMAXも内臓に響いた気はする。
一番気になったのは、民間船が遠くから来るのを双眼鏡で見るシーン、ボルトンが「Home.」と言う前に不穏な音が流れていますが、あの音の低音部分はびりびりと響きました。

色については、特に太陽光が当たっている部分について、鮮やかに見えました。肌の質感も繊細に見えた。ただ、このあたりも普通のIMAXと比べてみないとすべてわかりません。家でのBlu-rayとは比べてみました。
トミーが最初に浜に出るシーンで初めて日光が当たる。イギリス兵を埋めているギブソンの顔色がよく見えた。もしかしたら、顔の赤みを強く拾って血色がよく見えたのかもしれない。Blu-rayでは特に顔色がいいとは感じなかった。

上映前に『IMAXレーザーのここがすごい』というような映像が流れますが、その時に使われているのが夕焼けの映像だったので、暖色が特にビビッドに出るのかなと思った。

コリンズは飛行機に乗っていることもあって、日に当たることが多い。海水に沈むシーンは特に明るく日光が当たっていて、髪の毛のオレンジ色が目立った。ただ、これはBlu-rayでもだいぶオレンジ色が強く出ていた。そのほかにも、瞳の青さが気になった。

青色だと、トミーたちが魚雷に攻撃される駆逐艦に縄ばしごで乗り込むちょっと前のシーン、小舟に乗ったトミーの後ろの海が異常に青かった。これもBlu-rayだと特に気にならないシーンだったので驚いた。

また、魚雷に攻撃されたあとで小舟に乗って浜に帰って来るシーン、夜明け前の色はBlu-rayでも綺麗なんですが、IMAXレーザーでははっとするほどの色になっていた。青と灰色が混ざったような色で、地獄のような天国のような、この世ではない場所のようになっていた。

普通のスクリーンやBlu-rayだと暗くなってしまう部分についてもよく見えたけれど、これももしかしたらIMAXなら見えるのかもしれない。
船室内にいるピーターの、特に目元は真っ暗で見づらいんですが、暗くてもちゃんと表情がわかった。もしかしたら、スクリーンの大きさのせいもあるのかもしれない。
ドーソンさんの着てる紺のセーターも日が当たると結構毛羽立っているのが見えた(ジョージに「彼はShell-Shockだ」と説明するシーン)が、これもスクリーンの大きさだと思う。

前目で観るのが好きなんですが(目が悪いので後方だと毛羽立ちがわからなかったかもしれない)、段差がそれほどついていないので、前すぎるとスクリーンの下部が前の座席にかぶってしまっていた。私が背が低いせいもあります。
前が通路になっているF列は少し前過ぎた印象。J列とK列がエグゼクティブシートなので、その前のI列もしくは後ろのL列が見やすいのかもしれない。
また、前方3列はロッキングシートという座席で、寄りかかると背もたれが少し後ろに動く。シート自体は快適だけれど、やはり前方なのでスクリーン下部が少し見えない。



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