『崖っぷちの男』


期待しないで観に行ったらおもしろかったという感想を聞いていたので、もともと期待してないし行ってみようかなと思っているうちに時間が経ってしまい、そのうちにどんどん期待が膨らんでしまって、結果的に期待した状態で観ることになってしまったけど面白かった。
情報はほとんど入れてません。サム・ワーシントンがビルの外側に立って飛び降りそうになっているポスターに載っていたキャッチコピー、「なぜ、ここに…?」そのままの心持でした。あと、ジェイミー・ベルが出てくるということくらいしか知らなかった。

サム・ワーシントンは今回が一番好きです。ちょっと恰好良く見えた。ジェイミー・ベルはますます良い感じ。小柄で、マッチョではないけど適度に筋肉がついていて、動きも猫みたいにしなやか。そもそもバレエをやっていただけある。
以下、ネタバレです。




いろんな場所で物事が同時進行していく。ホテルの外で飛び降りようとしている男と、ホテルの中の警察のごたごたと、隣りのビルの宝石強盗と、下に群がるマスコミと野次馬。うまく噛みあって、相互に関係しながら、徐々に状況が変わっていく。その中で少しずつ事実を明らかになっていく。
めまぐるしく変わる展開がスリリングで面白く、目が離せないままあっという間に終わってしまう。上映時間自体も短いけれど、集中力を途切れさせない見せ方をしていると思った。

厳重な金庫内であれだけ好き勝手やって大丈夫なのか?とか、センサーを消火器で冷やすなんて回避の仕方で大丈夫なの?とか、クッションの上とはいえ飛び降りてすぐに走り出せるの?とか、細かい疑問点はいくつかあるけど、気にならない人向けではあります。

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