『裏切りのサーカス』(四回目)

ユナイテッドシネマの秋シネマコレクションにて。少し前の人気作の再上映。いろいろと良いセレクションでした。本当は『おとなのけんか』も観たいところ…。
何度か観ているので、字幕を読まなくてもなんとなくの聞き取りで観ることができた。

恰好良い俳優が揃えられている本作ですが、一番最初に観た頃にはトム・ハーディが良くて、何度か観るうちにベネディクト・カンバーバッチが気になって仕方なくなり、今回はマーク・ストロングがとても恰好良かった。声も渋い。コリン・ファースは毎回好きです。

何度観ても、最後の『La Mer』のシーンが好きです。ずっと歌が流れているからセリフが無いというのに、登場人物の感情が一番わかりやすいのがこのシーン。いや、逆なのかもしれない。セリフが無いからこそ、誤魔化しがきかない。言葉でなんとでも言えてしまえば、気持ちなんて隠すことができる。ここでは、表情のみ、視線と視線の絡み方のみで、感情が伝わってくる。過去のシーンで交わされる笑顔と現在のシーンの悲痛な表情と涙とで、切ない気持ちになる。トーマス・アルフレッドソンは、はやくビルとジムの過去編を作って欲しい。

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