『マンマ・ミーア!』


2008年公開。ABBAの楽曲を用いたミュージカルの映画化。つまらないという噂を聞いていて、観ず嫌いだったんですが、テレビでやっていたのを観てみたら、すごく楽しかった。もっと前に観れば良かった。

メリル・ストリープとアマンダ・セイフライドが出演していることくらいしか知らなかったんですが、駄目男たちがピアース・ブロスナン、名前が覚えられないことでお馴染みのステラン・スカルスガルド、そして、好きな俳優であるコリン・ファースだった。この点でももっと前に観れば良かったと思った。

歌うのはほとんどが大人陣、中でもメリル・ストリープが中心です。娘役のアマンダ・セイフライドはほとんど歌わなかった。メリル・ストリープは歌い始めこそ、あまりうまくないのが気になったけれど、そのうち慣れた。問題はピアース・ブロスナン。結構、重要なシーンでムードたっぷりに歌い出すんですが、下手。せっかくのいい雰囲気が台無しになって失笑してしまう。多分、彼がラジー賞を受賞した要因はこれでしょう。

コリン・ファースはここでも恰好良かった。コメディに出ている彼もいいですね。『アーネスト式プロポーズ』も良かったです。ここでもギターを弾きながら歌っていた。
ここでも、といえば、コリン・ファースがラストで男の人と恋人にしてましたけども…。これも、またもやという感じ。

エンドロールも愉快だった。ドナ&ザ・ダイナモスが中身はそのままに、当時のど派手衣装で登場。三人が踊りながら『ダンシング・クイーン』を歌う。歌い終わるとアンコールが起こり、エンドロールで二曲やるのかと思っていたら、今度は真っ青など派手衣装の男三人衆が登場! 出演者が奇抜な衣装を着て勢ぞろいして歌い踊るというのは、少し『ロッキー・ホラー・ショウ』を思い出した。

エーゲ海の架空の島が舞台ということで、海は青いし、ホテルの白壁は眩しく輝いているし、床モザイクなども美しい。
改めてABBAの楽曲の耳馴染みの良さも実感するし、歌や踊りばかりで、ストーリーが深いわけではないけれど、とにかく明るいし、観ていて楽しい気持ちになる。元気の無いときに観るのも良さそう。


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