『ボーン・アイデンティティー』


2002年公開。月末公開の『ボーン・レガシー』に向けて予習。有名作ですが、別にマット・デイモンが好きなわけではないし、内容は知らなかったけど、有名アクション映画ということでそれほどひかれるところもなかったので未見でした。
でも、今回初めて観たところ、面白かった。こんなことならもっと前から観ていれば良かった。『マンマ・ミーア!』もそうでしたが、観ず嫌いは良くない。

アクション映画はアクション映画ですが、主人公がマッチョタイプじゃないのが良かった。まず出だしが記憶喪失ということで、終始思い悩んでいるのがいい。そのくせ、うじうじと弱いわけではなく、銃を手にすると体が覚えているから並以上に使えるなど、ギャップがたまらない。
そのせいなのか、観ているうちにどんどんマット・デイモンが恰好良く見えてくる。10年前の映画なので、顔がだいぶ細いけど、それは恰好良さには関係なさそう。

クリス・クーパーが出ていて、悪人顔だから悪役かとも思ったんですが違った。アクション作のわりには、善悪がわかりにくいのは主人公が記憶喪失で、観客にも状況が何もわからない状態から一緒に素性をさぐることになるからだろう。そのように、少しずつ真実が明らかになっていくのもおもしろかった。


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