『レギオン』



2010年公開。世界観が好きそうな雰囲気だったので観てみました。

12/23に不良天使みたいなのが街に降り立って、自分の翼をもぐ…というところまでは良かった。ポール・ベタニーかっこいい!

そ のあと、シーンが変わって、なぜか砂漠の真ん中の廃れたダイナーが舞台になる。舞台はさっきの街で良かったと思うし、これ以降、クリスマスは関係ない。と思ったけど、赤ちゃんが産まれた日付が12/25でキリスト…みたいなのと関わってくるのかな。聖書の話が出てきたし。明確な説明はなされません。

それで、そのダイナーに出産間際の女性と恋人とその家族、ダイナーのお客さんがいて、人間を滅ぼそうとする天使軍団が襲いかかってくる。ポール・ベタニーは人間側に寝返ったので味方です。
天使軍団は天使といっても羽根は無くて、人間に乗り移っているのでゾンビのようになっている。生身の人間なので、銃で撃たれれば死ぬけれど、ほぼゾンビ映画でした。死にかけの旦那さんを救おうとする妻の描写などは、ゾンビとわかっていても見た目は知り合いなので殺せないというような、ゾンビ映画特有の悲哀がありました。
そのゾンビ軍団、ではなくて天使軍団がいちいち車でやってくるのがおかしかった。砂漠の真ん中だから仕方ないよね。人間に乗り移ってるだけだから空飛べないしね。なんにせよ、もう少しどうにかならなかったのか?と思うようなシュールな光景でした。

それを迎え討つポール・ベタニーがとにかくかっこいい。無敵。2丁拳銃ならぬ2丁機関銃もあるし、強いだけでなく、女性のお産のサポートもする。さっきまでばったばったとゾンビ…じゃなくて、天使が乗り移った人間を撃ち殺してた人が、「もっといきんで!」と言っていた。なんでもできてしまう。パーフェクトです。

ラストでまた会えるかとの質問に「信じればな」みたいなことを言っていたけど、まさか続編を作るのかな…。そう思って調べていたら、去年、同じ監督、ポール・ベタニー主演で『プリースト』という映画が公開されていた! しかし、こちらは続編ではなく吸血鬼ものらしいです。少し気になってきていてどうしよう。

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