『ブラザーズ・オブ・ザ・ヘッド』


2005年公開。結合双生児という体の一部が繋がって生まれてしまった双子がバンドのボーカリストとギタリストに抜擢される。
ドキュメンタリータッチで描かれるため、実話なのかと思ってしまったがそうではないらしい。途中で監督の話なども入るけれど、それはこの映画の監督ではなかったので、映画の中で双子の生涯を描く映画を撮影しているという少し変わった構成。

ただ、双子役を演じているのは、ハリー・トレッダウェイとルーク・トレッダウェイという実際の双子の俳優さん。『ソーシャル・ネットワーク』ではアーミー・ハマーは一人だけれど、こちらはちゃんと二人います。
トレッダウェイ兄弟は綺麗な顔をしているし、双子なので更に破壊力がある。この映画以降、二人で一緒に出ている映画がないようなのでもったいない。

映画内の演奏シーンがかなり恰好いいのだけれど、エンドロールを見ると実際に彼らが演奏していたし、ハリーは一曲作詞もしていた。十代の頃に、バンドを組んでいたらしく、なるほど慣れている。

1970年代のイギリスということで、パンクです。中でも暗めの『ドゥーラとドーラ』はバウハウスっぽくて好みでした。

実は、ジョン・シムが出ているということでこの映画を観ました。なぜか、マネージャー役だと思い込んでいたけれど、出てきたマネージャーの顔は違う。痩せて髭を生やしたらこうなるのかなとも思ったけれど、鼻の形が違う。途中でマネージャーが変わるのかと思ったけれど変わらない。
最後、エンドロールを見ていたら、special appearance(特別出演)のところにJohn Simmの名前が…。役名がBoatman。最初にボート漕いでた人だった。確かに似てると思ったし、(マネージャーのつもりで観てたので)どう考えてもマネージャーではなかったし、ちゃんと写りもしなかったし、トータル一分も出てなかった。本当に特別出演だった…。

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