『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』

12/18『タンタンの冒険/ユニコーン号の秘密』
ジェイミー・ベルやダニエル・クレイグ、またサイモン・ペグとニック・フロストコンビが声優をやっているというので観てみました。CGアニメという情報しか頭に入れていなかったので、CGとはいえ、ほぼ実写で驚いた。二次元というよりは三次元。
動きも完全にモーションキャプチャーらしいので、声だけではなく俳優さんたちが演技もしているとのこと。船長役は『ロード・オブ・ザ・リング』のゴラムで有名なアンディ・サーキスだった。

これ、顔のモーションキャプチャーはどうなんだろう。ジェイミー・ベルはなんとなく面影はあったものの、ダニエル・クレイグはわかりにくかった。ペグ&フロストは同じ顔なので違いそう。しかし、この双生児警官役を一人二役ではなく、このコンビにやらせるとは。と思ったら、脚本にエドガー・ライトの名前があった。なるほど。

ただ、飛行機のプロペラに巻き込まれて遠くに放り投げられるなど、アニメ的な表現も折り曲げられていたので、二次元と三次元の中間辺り、どちらかというと三次元よりという感じでしょうか。
特に犬のスノーウィの動きが良かった。本物の犬っぽさがありつつも、あんな犬種はいないと思う。でも、とても優秀で頼りになるし、可愛かった。

この映画、たぶん3D上映だったと思うんですが、砂漠の奥から船が現れるシーンが大迫力だったので、映画館で観たかった。その後の船同士の撃ち合いのシーンも3Dが合いそう。

タンタンの絵本は読んだことがないのでどうなのかはわかりませんが、映画のタンタンはどちらかというと子供向けというよりは大人向けでした。これも、アニメだから子供向けと思い込んでいたので驚いた。まさか、タンタンが拳銃を使うとは思わなかった。しかも、かなりの腕前。ファミリー向けとも違う感じがした。

冒険はわくわくするし、映像も綺麗だったけれど、明らかに続編がありそうな終わり方が残念だった。今回の冒険については一段落させて欲しかった。
宝を見つけて、船長が「思ってたよりも少ないな」って言っていたけれど、観ている側も同じことを思っていたわけです。それで、「もう一つの地図が!」って言って終わりって。もう一つの地図のところまで行って、真の宝物を見つけて終わりにしてほしかった。あと、30分くらい長くするとか…。
でも、調べてみると、三部作と明言されてたようで。最初からそのつもりで観ていたら、こんな消化不良のような気持ちにはならなかったと思うのが残念。

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