『マン・アップ! 恋のロンドン狂騒曲』
Posted by asuka at 12:59 AM
WOWOWで観賞。劇場公開はされておらず、DVDスルーにもなっていません。(追記:カリテ・ファンタスティック!シネマコレクション2016にて公開されるようです)
“恋のロンドン狂騒曲”というサブタイトルもWOWOWが独自で付けたもののようです。ロンドンの名所が出てくるというような映画の説明が書かれていたけれど、それほど出てこなかった。駅くらいかな。デートしていたボーリング場も有名な場所なのかもしれない。(追記:カリコレでのサブタイトルは“60億分の1のサイテーな恋のはじまり”。やっぱりロンドンは取られているけれど、ちょっと長過ぎる気もする…)
『べガスの恋に勝つルール』『ミリオンダラー・アーム』のレイク・ベル主演。お相手役にサイモン・ペグ。
サイモン・ペグ目当てで観ました。
以下、ネタバレです。
レイク・ベル演じるナンシーは30代後半だけれど独り身、友達の紹介で男性と知り合っても、下ネタが暴走して失敗しまう。
そんな中でナンシーは、サイモン・ペグ演じるジャックと別の女性の待ち合わせに、その女性のふりをして現れる。
二人は意気投合し、楽しいデートを繰り広げる。ただし、ジャックは別の女性と思い込んでいて、ナンシーは人違いだと言い出せない。そのままデートは進み…という内容。
元も子もないことを言ってしまうと、サイモン・ペグ目当てで観たけれど、ジャック役はサイモン・ペグには合わないのではないかと思ってしまった。
ペグはペグでかっこいいとは思うけれど、それは慣れているからで、一目で好きになるほどだろうか。ナンシーがこのお喋りをすぐに好きになるタイプとは思えなかった。
もっと色男系の人がやったほうが良かった気がする。昔ならヒュー・グラントあたりだけれど、もっと若いほうがいいとは思う。
途中でジャックの前妻が出てくるのだが、意識高い系というか、頭の良さそうなキリッとした厳しそうなタイプで、ジャック(サイモン・ペグ)と別れたのは納得なんですけれど、そもそもなんで結婚したのかがまったくわからなかった。最初から合わなそうなのだ。彼の人生が見えてこない。
ナンシーと一発で意気投合するということは、そういうタイプが元々好きなのだと思う。そうしたら、あの妻は選ばないと思う。何か複雑な事情があって結婚したのだろうかとも思ったけれど、そうでもなさそうだった。
性格は合わないとは思うけれど、一見して素敵要素のある役者さんならその辺も納得するんですよね。上品さや優雅さも持ち合わせていたら、尚いい。
何度も言いますが、私はサイモン・ペグが好きです。が、一般的なイケメン俳優とは違う。
それとも、私のとらえ方が違っていて、英国ではサイモン・ペグはイケメン枠なのだろうか。
なんとなく、サイモン・ペグが出ているとぶっ飛んだコメディを想像してしまうのだが、彼にしてはまともというか真面目な役だったし、映画自体もコメディよりもラブ要素の強いラブコメだった。
その中で一人ぶっ飛んでいたのが、学生時代にナンシーにつきまとっていたショーン役のロリー・キニア。本当だったらキニアさんの役をペグがやれば良かったんじゃないかなとも思うけれど、こんなキニアさん初めて見たので、これはこれでいい。本当にすごかった。ローレンス・オリヴィエ賞受賞男優にこんな役やらせていいんだろうか。
ナンシーのことが好きすぎて気持ち悪くなっちゃっていた。トイレで黒ブリーフ一丁で待っていたり、ナンシーの家を座標で記憶していたり。何度か、うわあ…と呟いてしまった。他の作品では絶対に見られない姿。最高でした。
calendar
ver0.2 by バッド
about
- asuka
- 映画中心に感想。Twitterで書いたことのまとめです。 旧作についてはネタバレ考慮していませんのでお気をつけ下さい。
Popular posts
-
2013年公開。リュック・ベッソン監督作品。 アメリカ版だと『The Family』というタイトルらしい。フランス版は同じく『マラヴィータ』。イタリア語で“暗黒街での生涯”とかの意味らしいですが、主人公家族の飼っている犬の名前がマラヴィータなのでそれだと思う。別に犬は活躍しま...
-
アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、歌曲賞ノミネート、脚色賞受賞。その他の様々な賞にノミネートされていました。 以下、ネタバレです。 北イタリアの別荘に夏の間訪れている家族の元に、一人の青年が訪れる。家族の父親が教授で、その青年は教え子である。 まず舞台の北イタリアの夏の風景が素晴...
-
2007年公開。このところ、ダニー・ ボイル監督作品を連続で観てますが、 こんなSFを撮っているとは知らなかった。しかも、 主演がキリアン・マーフィー。でも、考えてみればキリアンは『 28日後…』でも主演だった。 映像面でのこだわりは相変わらず感じられました。 宇宙船のシールド...
-
原題は『The Young Pope』。ジュード・ロウがローマ教皇を演じたドラマの後半。(前半の感想は こちら ) 前半は教皇が最強でもう誰も逆らえないみたいになったところで終わった。 ジュード・ロウ自体が美しいし、そんな彼が人を従えている様子は、神というよりは悪魔のよ...
-
Netflixオリジナルドラマ。 童貞の息子とセックス・セラピストの母親の話と聞いた時にはエロメインのキワモノ枠かなとも思ったんですが、母子の関係がメインではなく、そちらを描きつつも、学校生活がメインになっていた。 ドラマ開始から学生同士のセックスシーンだし、どうだろう...
-
試写会にて。わかったことと、わからないこと。 以下、ネタバレです。 クーパーがどうやって助けられたのかがよくわからなかったんですが、あの時のアメリアの顔は幻じゃなかった。映画の序盤でワームホールを通る時に、アメリアが“彼ら”の姿を見てハンドシェイクをする。結局“彼...
-
ドルビーアトモスで観たんですが、席が前方だったせいもあるかもしれないけれど、あまり音の良さはよくわからなかった。前回がIMAXだったからかもしれない。 IMAXと同じく、最初のプロモーション映像みたいなのはすごかった。葉っぱが右から左へ。 以下、二回目で思ったことをちょこ...
-
ほぼ半月あけて後編が公開。(前編の感想は こちら ) 以下、ネタバレです。 流れ自体は前編と同じ。ジョーがこれまであったことを話し、それに対して、セリグマン(今回はちゃんと名前が出てきた。ステラン・スカルガルドが演じている男性)が素っ頓狂なあいづちをうつ、と...
-
ウェス・アンダーソン監督作品。前作の『ムーンライズ・キングダム』は、ブルース・ウィリスやティルダ・スウィントンは良かったし、家の中の撮り方も良かったけど、お洒落映画でしかないかなという感想だった。そのため、今回もかまえてしまっていたけれど、すごく面白かった。 やはり、撮り方な...
-
フランスCanal+、イギリスSkyの共同制作のドラマ。トンネルってタイトルはドーバー海峡のトンネルのことだった。もともとはデンマークとスウェーデンの共同制作で『The Bridge』というドラマだったらしい。 見たのは2013年のシリーズ1(全10話)。来年シーズン3が放映され...
Powered by Blogger.
Powered by WordPress
©
Holy cow! - Designed by Matt, Blogger templates by Blog and Web.
Powered by Blogger.
Powered by Blogger.
0 comments: