『ダークナイト ライジング』(三回目)


試写会、IMAXで観て、今回通常スクリーンで。席が後ろのほうだったので、スクリーンがだいぶ遠く、小さく見えた。IMAXと比べてもどうしようもないですが、大きいスクリーンのほうが観ていて楽しかったです。
以下、ネタバレです。




『Mr.インクレディブル』を観て思いましたが、「町の平和よりもあなたの命が大事」と親身になって心配するのって、本当だったらアルフレッドじゃなくて奥さんの役割だと思う。それは、「外に出てくれるなら相手がチンパンジーでも」と言いたくもなるだろう。ここの、マイケル・ケインの「チンパンジー」って言い方が皮肉たっぷりで好きです。

ノーラン監督はベイン役について、「目と声だけの演技だから大変」と語っていた。表現できる箇所が少ないせいもあるのか、トム・ハーディの喋り方はいくぶん大袈裟です。でも、貧しい市民たちを煽動する演説シーンなどを観ていると、大袈裟で芝居がかっていたほうが、カリスマっぽくはなるのかなと思う。あと、最期のシーンでやっぱり涙がぽろっとこぼれていて、こうゆうマッチョで力押しな暴力系キャラが泣くシーンはなかなか出てこないと思う。ギャップがいいです。ノーラン、良くわかってる。
あと、トムハがシークレットブーツを履いているという話を聞いて気にして観ていたけどほとんど足元は映らなかった。スタジアムのシーンでも、博士の倒れた体でうまく隠されていた。

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