『ダークナイト ライジング』(四回目)


来週から『アベンジャーズ』が公開になるため、おそらくIMAXスクリーンで観られるのは今週が最後だろうと思い行ってきました。
初日に豊島園で観たときにはそれほど違いがわからなかったのですが、もうストーリーがわかっているため、字幕を追わずに映像に注意して観ていたところ、IMAXカメラで撮影されたシーンがよくわかった。

前回の『ダークナイト』よりだいぶ増えていた。会話シーン以外はほぼIMAXで撮影されていたように思えた。IMAXカメラが高性能すぎて余分な音声を拾ってしまうため、会話シーンは撮影できなかった、というような記事を見かけたけどそのためでしょうか。

肌の質感や色が一番わかりやすかったように思う。より生っぽい。多少、赤みがかっている。見比べると、普通のカメラで撮影したほうは、肌が白っぽく、のっぺりして見えた。

以下、どのシーンがIMAXカメラで撮影されたものか、わかる範囲で。ストーリーを追いながらなのでネタバレです。



最初のゴードンの演説は普通のカメラ。その次の、CIAとベインの飛行機一連のシーンは全部IMAX。

ブルース宅のパーティシーンは普通のカメラ。そのあと、セリーナ・カイルがブルースの指紋を売ろうとした後、場末のバーで撃ち合いになるところはIMAX。

ゴードンが地下に連れて行かれるところはIMAX。そこでのベインと部下との会話、「何故、連れてきた?」などは普通のカメラ。

証券取引所襲撃から、ゴッサム市街でのカーチェイスはIMAX。その後、アルフレッドからお叱りを受け、「辞めます」「グッバイ、アルフレッド」までは普通のカメラ。しかし、その次の朝、裸で一人寝ているブルースが何故かIMAX。そのあと、呼び鈴を聞いて階段をおりてくブルースの背中もIMAX。扉を開けてルーシャス・フォックスと話すシーンは普通のカメラ。ミランダやダゲットなどと会社関係でごたごたするシーンも普通のカメラ。
車がレッカー移動されて、ブレイクに送ってもらうシーンもたしか普通のカメラだった。安アパートでのセリーナ・カイルとの会話、キャットウーマンの「Don’t be shy」、彼女についていくところも普通のカメラ。
この後、ベインのところへ行って、ガシャンと柵が閉じたところでIMAXカメラに変わる。そこから殴り合いはずっとIMAX。奈落に落ちて普通のカメラ。

奈落では、会話部分は普通のカメラで、穴の下から空を見上げたり、登るシーンはすべてIMAXだった。

ゴードンの病室でのシーンはすべて普通のカメラ。警官の地下突入、スタジアム、各地でプラスチック爆弾が爆発、刑務所の前でのベインの演説はすべてIMAX。演説をブレイクの家(?)でゴードンと二人で見ているシーンは普通のカメラ。

バットマンが戻ってきて、キャットウーマンにBatPodを託すシーンは普通のカメラ。クレイン先生の「デス!バーイ、エグザイル!」から、警察の奮起、ラストまでほぼIMAXですが、ベイン最期のシーンとタリア最期のシーン、ゴードンとの最後の会話シーン、ウェイン家の墓前シーンは普通のカメラ。


『ダークナイト』ではカーチェイスとか、病院爆破とか、シーンごとにまとまってIMAXカメラが使われていたようですが、今回はいろいろなところに細かくIMAX映像が挿入されていた。例えば、場面転換のときに何度か映った町の映像はすべてIMAXでした。

IMAX以外のシーンで少し気になったのは、孤児になったブレイクに大人たちが言った言葉が「Move on(前に進め)」なんですが、レイチェルのことでブルースとアルフレッドが言い争っていたときに、ブルースが「Move on」って言ってるんですよね。これは、ブレイクの話から少しかかってたりするのかな。それともただの定型なのか。

今回四回目ですけど、最後のカフェのシーンはどうしても顔がニヤッとしてしまう。あのラストで良かった! ハッピーエンド!

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