『クイーン・オブ・ザ・ヴァンパイア』


2002年公開。『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の続編。ただ、続編とはいえ、レスタトがトム・クルーズじゃない時点でもうあんまり続編の意味もないような気もする。ブラッド・ピットやクリスチャン・スレーター、アントニオ・バンデラスも出ません。中の人が出てないだけでなく、登場人物もレスタト以外は変わってます。
時代も現代なのでだいぶ雰囲気が変わっている。続編とはいっても、前作を期待してはいけない。

レスタトを演じているのはスチュアート・タウンゼント。なんで名前に覚えがあるのかと思ったら、たぶん、『ひかりのまち』に出ていたから。『ひかりのまち』のナディアが知り合うあやしい遊び人風のカメラマンですね。

レスタトが現代でバンドを組んでいてロックスターになっているのですが(この辺からして設定がなんかおかしいんですけど、これも原作通りなのかな)、それがゴスバンドなのがいかにもという感じ。そして、挿入歌含め、レスタトがライブで披露する曲や、エンドロールで流れる曲など、KORNの曲が多く使われていた。エンドロールに5、6曲クレジットされていたようでした。
ライブシーンは、あれはスチュアート・タウンゼントが歌ってたのかな。ジョナサンの歌い方をだいぶ真似ていたので、たぶんあれもKORNの曲なんだと思っていたけど確認はしていません。

そのライブに来ているのもゴスキッズたちで、模造斧とかドクロのマラカスとか持ってきていて、これもいかにもな感じでした。

バンドと、レスタトと人間の女の子の恋が主題となっていそうで、お耽美でもないし、普通の青春映画のようでした。ただ、やっぱり血を吸うシーンはブラジャーの肩ひもの見せ方などはわざとらしくはあったけれど、エロティックに見せようとはしていたし、恰好良かったです。ヴァンパイア映画の良さは一応はありました。

ただ、あの『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の続編を名乗られるとちょっと。たしかに原作で次の話を映画化したんでしょうけど、まるっきり別物。

女の子がロンドンの子だったし、主演のスチュアート・タウンゼントがアイルランド出身なので、イギリスが作っているのかと思ったらアメリカだった。
あと、翻訳がアンゼたかしさんでした。

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