『アタック・ザ・ブロック』


2012年公開。イギリスでは2011年。監督のジョー・コーニッシュは『タンタンの冒険/ユニコーンの冒険』の共同脚本にも参加している。
主役のジョン・ボイエガは『24』の新シリーズや2015年公開予定の『スター・ウォーズ エピソード7』への出演も決まっている注目株。
ニック・フロストはパッケージでいかにも戦いそうな感じですけれど、安全な場所にこもっていて、特に危険な目には遭うまでの活躍はない、友情出演のような扱いだった。
ルーク・トレッダウェイはパッケージには出てませんが、巻き込まれて大変な目に遭う彼らしい役。鼻血も出す。
戦いに挑むときの音楽が恰好良かったけれど、ベースメント・ジャックスが担当していた。

ブロックというのは団地のことかと思っていたけれど、一続きのコンクリートの建物のことをさすらしい。でも、団地と同じく、おそらくあまり裕福ではない、労働者階級の人々が住んでいるようで、主人公たちもギャングまがいのことをしているし、建物内の温室では大麻が栽培されている。
言葉遣いも独特でイギリス訛りが強烈でほとんど聞き取れない。たぶん、スラングっぽいのも織り交ぜられていたのではないか。

ゾンビとの戦いだと思っていたのだが、宇宙人だった。どこかで『ロンドンゾンビ紀行』と混ざっていたのかもしれない。両方ともCockneysということ で、印象は似ています。その宇宙人も、映画内でもゴリラと言われているんですが、四つん這いで毛むくじゃらの不思議な形状。牙が目立つので、友好的には見えない。ブラックライトで体液が光るというのも見たことがなかった。

ロクでもない少年たちの成長物語というとよくありがちな話に思えるけれど、Cockneysが中心なのが好みだし、彼らやその周辺の暮らしぶりが見られるのもいい。ほぼ建物内で事件が解決するのもおもしろかった。

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