『ダンケルク』(7回目IMAX)



そろそろIMAXでの公開が終わってしまうようなので最後のつもりで行ってきました。感想というより『ダンケルク』と私というまとめ。

以下、ネタバレです。





エキスポシティの次世代IMAXレーザー後の鑑賞なのでやはり比べてしまうと断然次世代IMAXレーザーのほうがいいです。
わざわざ行ったという思い出補正が入っているかもしれないけれど、没頭感とVR感がまるで違った。あと色合いもレーザーのほうがくっきりしていたと思う。
中でも一番違うと感じたのが、コリンズが水面に不時着するシーンのコリンズ目線のところ。普通のIMAXでは迫力不足に感じてしまった。



あと、IMAX関係なく気づいたところとして、前回気づいたドーソンさんの家にいる女性は、料理をしているというより洗濯物をたたむか、何か作業をしているようだった。

最初に降ってくるチラシの音と最後の紙の音が同じという話を聞いて、耳を澄ましてみればなるほどと思った。最後の紙の音は新聞紙をたたんでいるのかと思ったが違ったらしい。最後にトミーが視線を上げるのはアドリブということだったが、私はこれもアレックスを見ているだけかと思っていたけれど、チラシと同じ音だとするならなにか別の意味があったのかもしれない。

結局ここまで試写会含めて7回観ました。通常スクリーン(試写会)、IMAX(としまえん・試写会)、フィルム、IMAX(品川)、次世代IMAXレーザー(エキスポシティ)×2、IMAX(新宿)という内訳でした。エキスポシティと品川はいつか行ってみたいと思っていたのでこの機会に行けて良かった。フィルム上映はもう少しどうにかなったのかなと思う。

もちろん、CGほとんど使ってないのすごい!とかスピットファイアから作ったとかIMAXカメラの無理な使い方とか陸海空に分けての群像劇とか、見所はたくさんあるしそれありきだと思うけれど、それだけではここまで何度も観に行かなかったと思う。
私は出演俳優陣の魅力にやられました。
7回目の時にはトム・グリン=カーニーが出てきただけでにやっとしてしまったから(まったくにやけるシーンではない)、“Afternoon.”でどんな顔してたかはもうわからない。

元々はトム・ハーディとキリアン・マーフィのノーラン組とジェームズ・ダーシー(好き)が出ることしかわからずに、若手は(日本では?)ほぼ無名の役者さんばかりだったのでわからなかった。ワン・ダイレクションも知らなかったので、ハリー・スタイルズもわからなかった。
それより何より、一回目は俳優を追っている余裕などなかった。常に追い詰められててすごく疲れるという印象の映画だった。こんなに何度も観ることになるとは思わなかった。

ところが、何度が観ていくうちに登場人物を判別し、細かいシーンを見て彼らのキャラクターの奥深さにはまってしまい、ついには出演者のことまで調べ始めたから今は大変なことになっている。
ほぼ知らない出演者ばかりだったので、調べ甲斐があるし、今後出演予定の映画もたくさん控えている。原作本を読むなどもしている。
こんなはまり方をしてしまったから、映画はどのシーンにも好きな人が出ているという状態で幸せ極まりない。以前は、どのシーンもピンチで心が休まらなくて大変…と思っていたのに。

『インセプション』を今観ると、なんていい俳優が揃えられてるんだ、出ている人全員好きという気持ちになるけれど、そもそもが『インセプション』がきっかけだったと思うのだ。だから、後々『ダンケルク』を観たときに同じようにいい俳優が揃えられてていい映画みたいなことを思いそう。
この二作品、両方とも同じ監督というのが驚く。クリストファー・ノーランおそるべし。

出演者の中でも、ピーターを演じたトム・グリン=カーニーが一番好きになってしまったんですが、彼の出演しているドラマ『The Last Post』を見ていると、もうだいぶ大人になってしまってるんですよね。もちろん髪型とか演技のせいもあると思うけれど。『ダンケルク』のプロモ中に南アフリカで撮影をしていたみたいなので、今年の春先くらいだと思う。
『ダンケルク』の撮影が2016年5月とのことなので、ちょうどその1年前くらい。少年の面影が残るぎりぎりの季節を撮影したのかもしれないと思うと、もう本当にノーランおそるべし。

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