『ダンケルク』(7回目IMAX)
Posted by asuka at 1:35 AM
そろそろIMAXでの公開が終わってしまうようなので最後のつもりで行ってきました。感想というより『ダンケルク』と私というまとめ。
以下、ネタバレです。
エキスポシティの次世代IMAXレーザー後の鑑賞なのでやはり比べてしまうと断然次世代IMAXレーザーのほうがいいです。
わざわざ行ったという思い出補正が入っているかもしれないけれど、没頭感とVR感がまるで違った。あと色合いもレーザーのほうがくっきりしていたと思う。
中でも一番違うと感じたのが、コリンズが水面に不時着するシーンのコリンズ目線のところ。普通のIMAXでは迫力不足に感じてしまった。
あと、IMAX関係なく気づいたところとして、前回気づいたドーソンさんの家にいる女性は、料理をしているというより洗濯物をたたむか、何か作業をしているようだった。
最初に降ってくるチラシの音と最後の紙の音が同じという話を聞いて、耳を澄ましてみればなるほどと思った。最後の紙の音は新聞紙をたたんでいるのかと思ったが違ったらしい。最後にトミーが視線を上げるのはアドリブということだったが、私はこれもアレックスを見ているだけかと思っていたけれど、チラシと同じ音だとするならなにか別の意味があったのかもしれない。
結局ここまで試写会含めて7回観ました。通常スクリーン(試写会)、IMAX(としまえん・試写会)、フィルム、IMAX(品川)、次世代IMAXレーザー(エキスポシティ)×2、IMAX(新宿)という内訳でした。エキスポシティと品川はいつか行ってみたいと思っていたのでこの機会に行けて良かった。フィルム上映はもう少しどうにかなったのかなと思う。
もちろん、CGほとんど使ってないのすごい!とかスピットファイアから作ったとかIMAXカメラの無理な使い方とか陸海空に分けての群像劇とか、見所はたくさんあるしそれありきだと思うけれど、それだけではここまで何度も観に行かなかったと思う。
私は出演俳優陣の魅力にやられました。
7回目の時にはトム・グリン=カーニーが出てきただけでにやっとしてしまったから(まったくにやけるシーンではない)、“Afternoon.”でどんな顔してたかはもうわからない。
元々はトム・ハーディとキリアン・マーフィのノーラン組とジェームズ・ダーシー(好き)が出ることしかわからずに、若手は(日本では?)ほぼ無名の役者さんばかりだったのでわからなかった。ワン・ダイレクションも知らなかったので、ハリー・スタイルズもわからなかった。
それより何より、一回目は俳優を追っている余裕などなかった。常に追い詰められててすごく疲れるという印象の映画だった。こんなに何度も観ることになるとは思わなかった。
ところが、何度が観ていくうちに登場人物を判別し、細かいシーンを見て彼らのキャラクターの奥深さにはまってしまい、ついには出演者のことまで調べ始めたから今は大変なことになっている。
ほぼ知らない出演者ばかりだったので、調べ甲斐があるし、今後出演予定の映画もたくさん控えている。原作本を読むなどもしている。
こんなはまり方をしてしまったから、映画はどのシーンにも好きな人が出ているという状態で幸せ極まりない。以前は、どのシーンもピンチで心が休まらなくて大変…と思っていたのに。
『インセプション』を今観ると、なんていい俳優が揃えられてるんだ、出ている人全員好きという気持ちになるけれど、そもそもが『インセプション』がきっかけだったと思うのだ。だから、後々『ダンケルク』を観たときに同じようにいい俳優が揃えられてていい映画みたいなことを思いそう。
この二作品、両方とも同じ監督というのが驚く。クリストファー・ノーランおそるべし。
出演者の中でも、ピーターを演じたトム・グリン=カーニーが一番好きになってしまったんですが、彼の出演しているドラマ『The Last Post』を見ていると、もうだいぶ大人になってしまってるんですよね。もちろん髪型とか演技のせいもあると思うけれど。『ダンケルク』のプロモ中に南アフリカで撮影をしていたみたいなので、今年の春先くらいだと思う。
『ダンケルク』の撮影が2016年5月とのことなので、ちょうどその1年前くらい。少年の面影が残るぎりぎりの季節を撮影したのかもしれないと思うと、もう本当にノーランおそるべし。
calendar
ver0.2 by バッド
about
- asuka
- 映画中心に感想。Twitterで書いたことのまとめです。 旧作についてはネタバレ考慮していませんのでお気をつけ下さい。
Popular posts
-
アカデミー賞で作品賞、主演男優賞、歌曲賞ノミネート、脚色賞受賞。その他の様々な賞にノミネートされていました。 以下、ネタバレです。 北イタリアの別荘に夏の間訪れている家族の元に、一人の青年が訪れる。家族の父親が教授で、その青年は教え子である。 まず舞台の北イタリアの夏の風景が素晴...
-
ウェス・アンダーソン監督作品。前作の『ムーンライズ・キングダム』は、ブルース・ウィリスやティルダ・スウィントンは良かったし、家の中の撮り方も良かったけど、お洒落映画でしかないかなという感想だった。そのため、今回もかまえてしまっていたけれど、すごく面白かった。 やはり、撮り方な...
-
いわゆるロードショー公開はされない注目作を上映するのむコレ2018にて上映。 今年公開された映画らしい。 あまり内容を調べずに観たので、タイトルと、主演が『ゲーム・オブ・スローンズ』のラムジー役でお馴染み、ウェールズ出身のイワン・リオンだったため、RAFのイギリス部隊の話かと思っ...
-
試写会にて。わかったことと、わからないこと。 以下、ネタバレです。 クーパーがどうやって助けられたのかがよくわからなかったんですが、あの時のアメリアの顔は幻じゃなかった。映画の序盤でワームホールを通る時に、アメリアが“彼ら”の姿を見てハンドシェイクをする。結局“彼...
-
ドルビーアトモスで観たんですが、席が前方だったせいもあるかもしれないけれど、あまり音の良さはよくわからなかった。前回がIMAXだったからかもしれない。 IMAXと同じく、最初のプロモーション映像みたいなのはすごかった。葉っぱが右から左へ。 以下、二回目で思ったことをちょこ...
-
2013年公開。あんまり評価がよくなかったので映画館へは行かなかったんですが、ハリー・トレッダウェイが出ているということで観てみたらおもしろかった! 映画館で観れば良かった。 149分と多少長く、長いわりにエピソードが細切れでまとまってない印象はあったけれど、これも劇場で観ていれ...
-
ほぼ半月あけて後編が公開。(前編の感想は こちら ) 以下、ネタバレです。 流れ自体は前編と同じ。ジョーがこれまであったことを話し、それに対して、セリグマン(今回はちゃんと名前が出てきた。ステラン・スカルガルドが演じている男性)が素っ頓狂なあいづちをうつ、と...
-
IMAXレーザーというと109シネマズ大阪エキスポシティのものが有名ですが、このたび109シネマズ川崎と名古屋にも導入された。そのプレオープンで『ダンケルク』の上映があったので行ってきました。 ただし、大阪のレーザーはGTテクノロジー(旧次世代レーザー)という名称で、スクリーンの...
-
新宿シネマカリテにて、毎年行われているちょっと変わった作品を集めた映画祭カリコレにて上映。 ステファン・ダン監督初長編作品。カナダ出身なのと、同性愛もの、家族もの、音楽がふんだんに取り入れられたスタイリッシュな映像…ということこで、第二のグザヴィエ・ドランというふれこみの...
-
2000年公開。曲や映像づくりなど、とてもダニー・ ボイルらしい映画だった。 幻のビーチに辿り着くまでの話なのかと思っていたけれど、 かなり序盤でビーチには辿り着いてしまう。 そこから物語が展開していくということは、 ビーチがただの天国ではなかったということ。 一人旅の若者が...
Powered by Blogger.
Powered by WordPress
©
Holy cow! - Designed by Matt, Blogger templates by Blog and Web.
Powered by Blogger.
Powered by Blogger.
0 comments: